第19回・町並みと蔵展:平成26年秋

第19回・テーマ : 恕仲禅師と秋野孝道

遠州の名刹大洞院「恕仲禅師と秋野孝道」と森の町

恕仲禅師と秋野孝道

怒仲天誾和尚は1392年飯田城内に飯田山崇信寺を開き、随身する曹洞宗門下の僧侶を率いて1411年に橘谷山大洞院を開山し、以後曹洞宗大本山総持寺の5院列祖の第1列派の波頭としてとして栄え全国に3400余の末寺を有す、恕仲禅師は曹洞宗大本山永平寺第7世管長となった。

また、秋野孝道和尚は1907年火災により荒れ果てた大洞院の復興を依頼され、1909年には大洞院の住職を兼務する傍ら現駒澤大学の初代学長に就任する。森町の福川泉吾翁らの支援も受け在山10年にしてみごとに復興を果たし1916年可睡斉第47世として晋住、1930年大本山総持寺管長に就任した。