第12回・町並みと蔵展:平成23年春

森の町並み・本町通り商店街

 第12回・町並みと蔵展は、4月2日(土)、3日(日)の両日に、森町中心市街地にて開催されました。

 今回のテーマは、~森の市神様と六人衆~。

 市神様は、平安時代の延暦14年(795年)、京都の東西市に宗像大神を祀ったものが最初と言われています。

 市神様は、市の守護神で取引の平穏無事を保ち、人々に幸を与えると信じられていました。御神体は、元々無記名の自然石がはじまりとされています。

 商売繁盛や景気の繁栄を祈って、全国の各所で祀られている市神様。その森の市神様と、6人居たとされる庄屋の謂れ、古くは周智郡山名庄太田郷と呼ばれた、遠州森の歴史を紐解き、町の繁栄、発展につなげていこうというのが、今回の開催趣旨。

 その森の市神様と六人衆をテーマとした講演会が、2日の午後と3日の午前に、本町の太田山・西光寺にて開催。新町にある山崎宅の土蔵でも、市神様と六人衆の関連資料が展示され、訪れた人たちが熱心に見入っていました。

 明治町にある、鈴木藤三郎記念館前では、遠江総合高校の生徒による「郷土の発明王・鈴木藤三郎」と題した紙芝居が、両日2回、計4回公演で開催されました。地元の高校生によるこういった催しも、開催に彩りを添えてくれています。

 今回は、東北関東大震災の影響もあって開催をどうするかという話も上がりましたが、災害を最大限考慮し、復興を願ってのチャリティーイベントとして開催にいたりました。

今後も、私たち町並みと蔵展で出来る限りの応援していこうと考えております。